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  06 ,2017

里山の野鳥歳時記


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Gabacho

Author:Gabacho
  
◆ 野鳥の歳時記へ、ようこそ!
◆ 週末の探鳥散策の記録です。
◆ 2011年1月2日~7年目
◆ すべて予約投稿です。
◆ 撮影から2週間以上遅れます。
◆ お気軽にお楽しみください。

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Category: 野鳥写真

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シジュウカラ
里山で。

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和名: 四十雀
英名: Japanese Tit, Eastern Great Tit, Oriental Tit
学名: Parus minor

いただいたジャムが立派な桐箱に入っていました。木箱を捨てるのがもったいなく思え、廃材を継ぎ足して、シジュウカラ用の巣箱に作り直してみました。不格好な巣箱を庭の柚子の木の横に置いたのは3月中旬です。

巣箱を設置してから数日経った春の彼岸の頃、巣箱に入るシジュウカラの姿を見かけるようになりました。巣箱の入り口や内側を確かめるためにつついているコンコンという音が数日の間聞こえました。シジュウカラのオスは十分に”物件”の下見をしてからメスに巣作りを勧めるそうです。コンコンとつつきながら物件を確かめていたのはオスということになりますね。その後一週間もしないうちにせっせと巣材の苔や犬の毛などを運び込みはじめました。巣作りはメスが単独で行うようです。そんなシジュウカラの営巣の習性を詠った、「夢ひとつ入るるには良き巣箱かな」 という一句が新聞にありました。(3月20日の天声人語)

ところで最近、シジュウカラの鳴き声とコミュニケーションに関する論文が公表されています。その内容はシジュウカラに言語能力がある、言語にはきちんと文法がある(異なる鳴き方の順番を変えると意味が伝わらない)、という画期的なもの。人間以外にもきちんと会話ができる動物がいるというこの発見をしたのは、総合研究大学院大学の鈴木俊貴氏らです。原文はこちら

総合研究大学院大学は葉山の丘の上にある、一般には総研大と呼ばれている研究機関で、シジュウカラの研究にはもってこいの場所だと思います。総研大はプレスリリースも行っています。もっと詳しく知りたい方は、{総合研究大学院大学 鈴木俊貴 シジュウカラ}といったタグで検索してみて下さい。たくさんの解説記事が出てきます。皆さんも、冬の里山でシジュウカラがエナガやコゲラと混群を作って移動していく様子を見かけられたことと思います。たとえばコゲラはたまにジ~、キッ、キッ!と鳴くだけです。シジュウカラが天敵に対する警戒を文章にして正しく伝える能力があるのなら、エナガやコゲラがシジュウカラの群れについて回っているのでは、と思えてきます。

この数日、陽がのぼる前の早朝、高い梢のうえで10分ほどの間休まずゆったり「ピーッピ」とオスが繰り返し鳴いています。オスが梢で鳴いている間、メスは巣箱に入っています。毎朝1個ずつメスは卵を産んでいるのだと思います。メスが産卵している間、オスは周りを見張って「大丈夫だよ~」とメスに伝えているように聞こえます。順調にいけば、5月始めの連休の頃にはヒナが巣立っていくと思います。レースのカーテン越しにみるシジュウカラの営巣は、毎朝のささやかな楽しみになり、気持ちの張りにもなっているような気がします。

ちなみにオスとメスは黒いネクタイの幅で識別でき、たとえば上の写真では1枚目が細いメス、3枚目が太いオスだと思います。


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テーマ : 野鳥の写真    ジャンル : 写真

Comments

Re: 巣箱はすごくワクワクします、論文は面白いですね
パッサーさん、おはようございます。

里山ではタイワンリスが増え続け、コゲラの巣が壊されています。ほかのウグイスやシジュウカラの巣も襲われているのではないかと思います。

住宅街のなかでシジュウカラやスズメはうまく人工物を利用して営巣するのですが、よくカラスに狙われますね。シジュウカラが入ることができてカラスなどが顔を突っ込めない入口の穴の直径は28mmほどだそうです。大事な数字です!!

あいにくの小雨模様の朝です。
Re: シジュウカラさん!
Duckさん、おはようございます。

まだまだ解明されていないことが多い、というより、やっと始まったといった方がいいのかもしれませんね。ハクチョウも明らかに集団のなかでの意思疎通をしていますよね。威嚇したり、お互いを呼んだり、鳴き声の違いはいろいろ意味を持っていると思います。いろいろな鳴き声が構造化され体系化されることで文法が生まれ文章が成り立っていくのですが、そこまで行っている動物がどれだけいるのかですね。人間以外に。
巣箱はすごくワクワクします、論文は面白いですね
シジュウカラさん、林の中で色々な鳴き方をしますね。
聞いたことが無い声があり、先輩に聞くとシジュウカラだと教えてもらい、
こんな声もあるんだ。と思ったことがありました。

ジャムの箱を巣箱につくりなおしたGabachoさんも素晴らしいです。
シジュウカラさんもやった!と思ったことでしょう。
毎日、シジュウカラさんの可愛い姿が見れ、張り合いになりますね。
シジュウカラさん!
Gabachoさんへ

こんばんは

シジュウカラさん!獲物をゲットしていますね!
虫を取れるようになり、暖かくなってきているからんまんでしょうか?
スズメさにょりも露出度は少ないですが、どこかに1羽で出没するイメージが強い鳥さんですね!そして、あの品のある羽の色がとてもキレイでオシャレですよね!

シジュウカラさんの鳴き声でコミュニケーションを取っているという論文でしょうか?文法らしきものあるとのことですよね!

シジュウカラさんもですが、カラスさん、スズメさん、きっと七北田川のハクチョウさんたちもですが、コミュニケーションには、何らかの文法や規則性があるのではないかと、見ていて思っているduck4であります!v-519v-521
Re: シジュウカラの営巣
ハロゲンさん、こんばんは

せっかくのい桜なのですが、雨が落ちてきそうな空で、寒いです。

カラスは賢くて先を読むこともできる鳥だと思います。堅い木の実を車に轢かせて食べたり、本当に賢いと思います。この論文がシジュウカラに見出した特徴は"compositional syntax"ということに尽きると思います。縄張りを主張したり、警戒したりということはカラスをはじめ多くの鳥が行っていることなんですが、鳴き声を統合・構文化して複雑な文章としての意味を持たせるていることをはじめてシジュウカラに見出したということだと思います。
シジュウカラの営巣
Gabachoさん、シジュウカラが庭に設置した巣箱で営巣を開始したのですか。
用心深く見守っていく必要がありますね。
シジュウカラが文法を守りコミュニケーションをとっているとのニュースは新聞やテレビでも大きく取り上げられましたね。
生き物相手のこういう研究は、とても辛抱強さが求められると思います。
他の鳥についてもやられていると思いますが、どうなんでしょうね。
例えば、カラス、もっと発達しているのでしょうね。

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