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  11 ,2011

里山の野鳥歳時記


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Gabacho

Author:Gabacho


◆ 身近な野鳥の歳時記です
◆ 週末の探鳥散策の記録を
  予約投稿します
◆ フィールドは横浜市内に
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◆ お気軽にお楽しみください

(現在CV-19対応特別企画、「近所の散歩で見つけた虫たち」を続けています)

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Category: 野鳥写真

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鳥鳴山更幽
拙政園の築山、庭を眺めるるための小さな楼閣の柱にあった。

鳥鳴山更幽、 (鳥鳴いて山更に幽なり) 

「幽」の字は物静か、静まりかえるといった意味で、芭蕉が石山寺で作った俳句、「閑さや岩にしみいる蝉の声」 に通じる。

P1050325.jpg

誰の作かわからなかったので、「鳥鳴山更幽」をそのまま検索してみたら、結構たくさん出てきた。文字どおり、「とりないてやまさらにしずかなり」で良いのだが、その意味として「苦しみや辛さも私達の人生をより深めてくれるもの」とある。
もともとは南北朝時代(502~557)の詩人王籍の詩、「入若耶渓」の一節らしい。その一節「蝉噪林逾静」が芭蕉の俳句の元になっているというのが定説のようだ。そういえば4本の柱の1本に「蝉噪林逾静」があった。

静けさはなにも音がしないという事から得られるものではなく、けたたましい鳥の一声や、耳障りな蝉の鳴き声が更に静寂感を増す。言外の意は、苦しいことや辛いことがあるからこそ人生はより深みを増していく、そういうことだろうと思う。

ところで王籍の詩は宋の時代に王安石により、「風定花猶落 鳥鳴山更幽」と異なる作者の句と集句されている。これは禅語として有名らしい。ポトリと落ちる木槿や椿のような花のことだろうと思う。


Ivory ornament of a bird 清朝時代 1644~1911

P1050374.jpg


Double-faced embroidered screen of lotus and golden pheasantとある。漢字で錦鶏とあるのがgolden pheasantで所謂金鶏。

P1050384.jpg


ouble-faced embroidered screen with ten cranes pattern

P1050387.jpg

象牙の鳥の置物と衝立は、拙政園の隣にある蘇州博物館に収蔵されている。


テーマ : 野鳥の写真    ジャンル : 写真